「アクセントの演技」「驚くプロ意識」=大滝秀治さん悼む声続々

 「この年になると、体が衰えているのが分かる。役者は今どれだけのことができるかでしか価値はない。芝居をあと1本、何としてもきっちりやりたい」。2日死去した大滝秀治さんは昨年11月、文化功労者に選ばれた際にそう話していた。
 舞台出演への思いはかなわなかったが、その役者魂を示すように同月、映画「あなたへ」の長崎ロケに臨んだ。高倉健さん演じる主人公が妻の遺骨を散骨するための漁船を出す漁師の役。やはり健さん主演の「冬の華」(1978年)以来の付き合いだったという降旗康男監督(78)は「アクセントになる演技をしていただきました。船に乗って外海に出ていくお元気な姿が最後になってしまったのが残念です」と故人をしのんだ。
 孫役で共演した三浦貴大さん(26)は「厳しくご自分の役に向かっていく姿に、役者として大事なものを学ばせていただきました。同じ場所に立てたことは僕の宝物です」とコメントした。
 一方、大滝さんの物まねで親交があった関根勤さんは「お話の一つ一つから伝わるプロ意識に驚かされたことは今も忘れられない思い出です」と述べた。 
(この記事は時事通信から引用させて頂きました)








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