米社の牛肉輸入再開=政府

 農林水産省と厚生労働省は25日、米食肉大手スイフト社のグランドアイランド工場(ネブラスカ州)に対する牛肉の輸入停止措置を同日付で解除したと発表した。BSE(牛海綿状脳症)の特定危険部位である脊柱を出荷したとして2011年12月から輸入を禁じていたが、米農務省から調査報告書が提出され、再発防止に必要な措置が取られたと判断した。 


(この記事は時事通信から引用させて頂きました)



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新潟でトンネル爆発 火山帯、3つまたがる地域 可燃性・有毒6種確認

 ■過去に工事ルート変更

 新潟県南魚沼市で24日に発生したトンネル爆発事故。掘削工事には火薬類は使っておらず、トンネル内で可燃性を含む6種類のガスが検出されたことから、何らかの原因で引火した可能性がある。新潟県は地質的にガスが多い場所として知られており、今回の工事でもガス発生の恐れがあるとして当初計画からルート変更した経緯もあった。

 現場の八箇峠トンネル工事では、南魚沼市側からの掘削工事(約1・6キロ)をゼネコンの佐藤工業が受注。硬い岩を削り取る「山岳トンネル用掘削機」で掘り進め、発破用の爆薬などは使っていなかった。

 南魚沼市消防本部によると検出された可燃性・有毒ガスは、火山性ガスに含まれる硫化水素のほか、ホスゲン、一酸化炭素、水素、リン化水素、アセチレンの6種。

 日本大学の島崎敏一教授(土木工学)は「トンネルの奥にたまった可燃性のガスに引火、爆発した可能性がある」と指摘。島崎教授によると、開通したトンネルであれば風が抜けるためガスがたまりにくいが、現場のトンネルは西側が掘削中で未開通だった。

 新潟県は国内に7つある火山帯のうち富士火山帯など3つがまたがる地域にあり、地中に天然ガスが多い場所として知られる。

 北陸地方整備局によると、同トンネルは平成17年の調査で当初の計画ルート上の地盤が緩く、ガスが噴き出す危険性が高いことが分かり、ルートを南側に約500メートルずらした。だが、変更後も地盤が悪く工事は難航していたという。

 長岡技術科学大学の豊田浩史准教授(地盤工学)は「トンネルが通る『魚沼層』は火山灰などからできる砂礫(されき)層で、火山性ガスが溶け込んでいる可能性が高いが、事前の調査では大まかな地層を調べるだけで、ガスが多いかどうかは実際に工事するまでわからない」と指摘する。

 だが、北陸地方整備局は「新しいルートにガスの影響はないとの前提で工事を進めていた」と説明。工事を請け負った佐藤工業によると、トンネルに入る際は、ガスの検知を行うことにしていたが、今回、検知が行われたかは不明。ほかに特別な対策もしていなかったという。

 トンネル工事をめぐっては、昭和51年と53年に山形県内で、充満した可燃性のメタンガスが爆発する事故が発生。計18人が死亡するなど、天然ガスによる被害が後を絶たない。

 今回の事故について、ある工事関係者は「開通していないトンネルでは工事再開時にガスの点検をするのは初歩的なこと。佐藤工業のような大手ではマニュアル化しているはずだが」と首をかしげていた。
(この記事は産経新聞から引用させて頂きました)



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