新潟でトンネル爆発 火山帯、3つまたがる地域 可燃性・有毒6種確認

 ■過去に工事ルート変更

 新潟県南魚沼市で24日に発生したトンネル爆発事故。掘削工事には火薬類は使っておらず、トンネル内で可燃性を含む6種類のガスが検出されたことから、何らかの原因で引火した可能性がある。新潟県は地質的にガスが多い場所として知られており、今回の工事でもガス発生の恐れがあるとして当初計画からルート変更した経緯もあった。

 現場の八箇峠トンネル工事では、南魚沼市側からの掘削工事(約1・6キロ)をゼネコンの佐藤工業が受注。硬い岩を削り取る「山岳トンネル用掘削機」で掘り進め、発破用の爆薬などは使っていなかった。

 南魚沼市消防本部によると検出された可燃性・有毒ガスは、火山性ガスに含まれる硫化水素のほか、ホスゲン、一酸化炭素、水素、リン化水素、アセチレンの6種。

 日本大学の島崎敏一教授(土木工学)は「トンネルの奥にたまった可燃性のガスに引火、爆発した可能性がある」と指摘。島崎教授によると、開通したトンネルであれば風が抜けるためガスがたまりにくいが、現場のトンネルは西側が掘削中で未開通だった。

 新潟県は国内に7つある火山帯のうち富士火山帯など3つがまたがる地域にあり、地中に天然ガスが多い場所として知られる。

 北陸地方整備局によると、同トンネルは平成17年の調査で当初の計画ルート上の地盤が緩く、ガスが噴き出す危険性が高いことが分かり、ルートを南側に約500メートルずらした。だが、変更後も地盤が悪く工事は難航していたという。

 長岡技術科学大学の豊田浩史准教授(地盤工学)は「トンネルが通る『魚沼層』は火山灰などからできる砂礫(されき)層で、火山性ガスが溶け込んでいる可能性が高いが、事前の調査では大まかな地層を調べるだけで、ガスが多いかどうかは実際に工事するまでわからない」と指摘する。

 だが、北陸地方整備局は「新しいルートにガスの影響はないとの前提で工事を進めていた」と説明。工事を請け負った佐藤工業によると、トンネルに入る際は、ガスの検知を行うことにしていたが、今回、検知が行われたかは不明。ほかに特別な対策もしていなかったという。

 トンネル工事をめぐっては、昭和51年と53年に山形県内で、充満した可燃性のメタンガスが爆発する事故が発生。計18人が死亡するなど、天然ガスによる被害が後を絶たない。

 今回の事故について、ある工事関係者は「開通していないトンネルでは工事再開時にガスの点検をするのは初歩的なこと。佐藤工業のような大手ではマニュアル化しているはずだが」と首をかしげていた。
(この記事は産経新聞から引用させて頂きました)



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医療情報漏えいの罰則強化も論点に-個別法の厚労省会議


 社会保障と税の共通番号制度の導入に向け、医療などの情報の利活用と保護について定める個別法を検討している厚生労働省の有識者会議が24日に開かれ、情報を漏えいした際の罰則を、現行の個人情報保護法などの規定より強化することを厚労省が提案した。一方で、必要な情報の利活用に医師らが萎縮しないよう、医療を提供するために情報を取得した場合などには、罰則を免除することの是非も論点に上がった。

 有識者会議は、「社会保障分野サブワーキンググループ」と、「医療機関等における個人情報保護のあり方に関する検討会」の合同開催。

 医療情報の漏えいなどに対する罰則の強化は、病名など深刻なプライバシー侵害につながる危険性がある情報が含まれるため。具体的には、▽情報を取り扱う個人に罰則を適用する「個罰化」▽量刑を引き上げたり、故意だけでなく、重大な過失による場合にも罰則を適用したりする「厳罰化」▽主務大臣による勧告や命令などを経なくても罰則を適用できる「直罰化」―が提案された。
 罰せられる行為としては、情報漏えいのほか、明示された利用目的に必要な範囲を超えた情報の取得や、情報の目的外利用、不正な利益を得る目的での情報の第三者提供などが例示された。

 一方で、必要な情報の利活用に医師らが萎縮しないよう、利用目的に必要な範囲を超えて情報を取得しても、医療提供のための善意の取得や、学術研究のための取得に対しては、罰則を適用しないことの是非も論点に上がった。

 委員からは、「情報漏えい対策として、量刑引き上げは安直だ」などと、厳罰化を疑問視する声が上がった。また、医師らを萎縮させないためには、重大な過失の要件を明確にすべきとの指摘があった。【高崎慎也】


(この記事は医療介護CBニュースから引用させて頂きました)



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「入れ墨」発覚逃れ許さぬ、回答拒否に懲戒処分

 大阪市が全職員に実施した入れ墨調査で、市は調査への回答を拒否する職員に対し、職務命令違反を理由として減給か戒告の懲戒処分にすることを決めた。

 橋下徹市長は未回答者を人事面で昇進させない考えを表明しているが、懲戒処分対象にもすることで、調査に協力しない職員による入れ墨の発覚逃れを防ぎたい考えだ。市人事室によると、約3万3500人を対象に行った調査で、110人が入れ墨をしていると回答。未回答の513人には23日までに答えるよう求めたが、「思想信条の自由を侵す」などとして、拒否を続ける職員が出ているという。
(この記事は読売新聞から引用させて頂きました)



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首相、小沢氏の説得に決意 消費税増税

 野田佳彦首相は23日、衆院社会保障と税の一体改革特別委員会で、消費増税関連法案への反対を明言している民主党の小沢一郎元代表との会談について「来週のどこかの段階ではお会いできると思う」と述べた。

 その上で「大局観に立って、どうしても必要な法案で成立させなければならないことをしっかり説明したい。説明すればご理解いただけると確信している」と決意を示した。逢沢一郎氏(自民)への答弁。


(この記事は産経新聞から引用させて頂きました)



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<スカイツリー>開業初日 10万人を超える人が足運ぶ

 一番乗りで眺めた「世界一」の眺望は--。東京スカイツリータウン(東京都墨田区)は開業初日の22日、10万人を超える客が足を運んだ。雨が降り続くあいにくの空模様だったが、ツリーの展望台に上った人たちは雲の合間に差し込む景色を楽しみ「また来たい」と声を弾ませた。

 「新しい日本のシンボルを初日に見たくて」。東京タワーのお膝元である東京都港区の会社員、小林英五(ひでゆき)さん(37)は、高い所が苦手なのに仕事を休んで訪れた。思い切って真下が見えるガラス板の床に立ち「あまりの高さに吸い込まれそうでぞくぞくした。晴れた日にも来てみたい」と照れくさそうだった。

 家族4人で来た足立区の会社員、花塚直人さん(30)は、長女紗世ちゃん(4)が生まれた年に初めてツリーの建設現場で家族写真を撮影。以来2~3カ月おきに撮ってきた写真には子供の成長とツリー完成までの歩みが刻まれている。1年前からは長男の翼君(1)も写真に加わった。「ツリーが家族と共にある気がして初日に来たかった。展望台で4人の写真が撮れて良かった」

 千葉県八千代市の無職、浜島弘治さん(66)は「富士山を見たい」と訪れたが、願いはかなわなかった。それでも「目の前に隅田川などの景色が広がっていく様子は幻想的だった」と満足した様子。「今度は冬に見に来たい」と笑いながら妻とツリーを後にした。

 娘の義理の両親からチケットをプレゼントされたという栃木県大田原市の主婦、大森圭子さん(60)は「エレベーター内の江戸切子が鮮やかで楽しめた。眺めは次回に取っておきます」と次回の来場に思いをはせた。

 妻や生後7カ月の長男らと上った東京都大田区の会社経営、須山友之さん(32)は、「心なしか、酸素も薄くて気温も低いように感じた。高い所にいるんだという気持ちになれた」と笑顔で話した。


(この記事は毎日新聞から引用させて頂きました)



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小学生?3人と女性、車内で死亡…練炭心中か

 22日午前11時50分頃、福岡市南区弥永2の駐車場に止められたワゴン車内で「大人の女性と小学生ぐらいの子ども3人が死んでいる」と119番があった。

 市消防局の隊員が駆けつけたところ、4人ともすでに死亡していた。福岡県警によると、車内に練炭を燃やした跡があり、無理心中の可能性があるとみて調べている。
(この記事は読売新聞から引用させて頂きました)



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「肩ぶつかった」30代?男と口論…渋谷駅刺傷

 21日午後6時15分頃、東京都渋谷区の東京メトロ副都心線渋谷駅のホームで、男性が血を流して倒れているのを駅員が発見し、110番した。

 男性は右脇腹や首などを刃物で刺され、重傷を負ったが、命に別条はないという。男性はこの直前、男と「肩がぶつかった」などと口論になり、エスカレーターで刺されるのを複数の客が目撃していた。刺した男は逃走しており、警視庁は殺人未遂容疑で行方を追っている。

 同庁幹部によると、刺されたのは50歳代の男性で、事件の直前、駅構内で男と口論になった。男は、男性を追いかけるように同駅地下4階から副都心線がある同5階に下るエスカレーターに乗り、突然、男性を殴った後、刃物を取り出して切りつけた。男性は副都心線ホームのベンチ付近まで歩いて倒れ、駅員に「刺された」とだけ話したという。

 男は30歳代くらいで、身長1メートル60~70。小太りで短髪、青っぽいシャツ姿で、メガネをかけていた。エスカレーターを降りた後、別の階段から逃走したといい、同庁は防犯カメラの解析を進めている。
(この記事は読売新聞から引用させて頂きました)



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金環日食をレジ袋で観察「気分悪い」 神戸の男性、目異常なし

 21日午前11時ごろ、神戸市垂水区の病院で、市内の男性が「金環日食を観察していて気分が悪くなった」と眼科の診察に訪れた。スーパーの白い半透明のレジ袋を通して太陽を見たという。目に異常はなかった。

 太陽の光は非常に強く、観察には日食網膜症などの危険が伴う。日本眼科学会などは専用のめがねを使うよう注意を呼びかけていた。

 神戸市内は21日、快晴に恵まれ、午前7時29分ごろから金環日食が見られた。


(この記事は産経新聞から引用させて頂きました)



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知的障害者、更生まで支援…検察、NPOと連携


 全国の地検で知的障害を持つ容疑者の取り調べ改革が進む中、長崎地検で始まった新たな取り組みが注目を集めている。

 地元のNPO法人が障害者の取り調べに専門家を派遣し、福祉施設が刑期を終えた障害者らを受け入れることで、早期の社会復帰につなげる試み。地検が「施設での更生」を条件に裁判で執行猶予を求めて認められる“成果”も出ており、最高検は同様の仕組みを全国に普及させたい考えだ。

 「取り調べで、ちゃんと答えられたことは一度もない」。軽度の知的障害があり、3月に佐世保刑務所で5度目の服役を終えた男性(74)は振り返る。

 2009年、同居していた兄から受けた暴力の憂さを晴らそうと、金もないのに居酒屋で飲み、無銭飲食で逮捕された。取り調べで事情を説明しようとしたが、検事から「否認」や「黙秘権」など難解な言葉を並べられ、あきらめた。「『やったんだな』と叱られるように聞かれる。言えたのは『はい、すいません』だけ」と男性は話す。

 知的障害者の取り調べの見直しは、2年前の大阪地検特捜部の不祥事を受けた検察改革の一環として始まった。障害者が取り調べで誘導されることなどを防ぐため、全国の地検が昨年7月から取り調べの録音・録画(可視化)を始め、これまでに400件以上実施している。東京、大阪、名古屋、横浜、長崎の5地検では、福祉や心理学の専門家が検察官に取り調べ方法を助言したり、取り調べに同席したりする「助言・立会人」の試みも始まった。

 長崎地検では2月から、障害を持つ出所者の社会復帰を支援するNPO法人「長崎県地域生活定着支援センター」が、大学教授や特別支援学校勤務経験者などを助言・立会人に推薦する仕組みを作った。同地検の原山和高次席検事は「容疑者の本音を引き出すことができ、真相解明に役立つ」と評価する。

 全国の年間の新規受刑者の約2割にあたる約6000人に障害の疑いがあり、犯罪を繰り返す「累犯障害者」も多い。取り調べで障害を把握し、ケースによっては不起訴や執行猶予とすることで早期に福祉サービスを受けさせられれば、再犯の抑制にもつながる。

 2月の長崎地裁五島支部での窃盗事件の公判では、地検が知的障害のある男性被告に「施設への入所と更生支援プログラムの受講」を条件として、執行猶予付きの懲役刑を求刑し、認められた。被告は、社会福祉法人「南高愛隣会」の施設で更生に取り組んでいる。同会は、3月末までに同じような元被告を延べ80人以上受け入れている。

 同会の田島良昭理事長(67)は「犯罪者に刑罰を科すことに重点を置いてきた刑事司法が、犯罪者の社会復帰へつなげる仕組みに変わり始めた。地検と協力し、障害者の自立や更生を後押しできるプロセスを作り上げていきたい」と話す。

 最高検の林真琴総務部長は「長崎の取り組みは、累犯障害者の再犯防止と社会復帰につながる第一歩。この仕組みを全国で整えたい」と話している。(岩崎千尋)
(この記事は読売新聞から引用させて頂きました)



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東京の女性が滑落死=娘や孫らと登山中―埼玉・伊豆ケ岳

 20日正午ごろ、埼玉県飯能市南川の伊豆ケ岳(標高851メートル)の山頂付近で、登山中だった東京都江東区東砂の加藤典子さん(71)が滑落したと加藤さんの家族から110番があった。加藤さんは埼玉県の防災ヘリコプターに救助され、病院に搬送されたが、死亡が確認された。
 県警飯能署によると、加藤さんは夫と娘2人、孫2人の計6人で登山。山頂付近で昼食を取る前に、少し離れたところで着替えている最中に約100メートル滑落したという。 


(この記事は時事通信から引用させて頂きました)



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